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【蚤とり侍】タイトルの意味は?江戸時代の面白職業まとめ

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映画「蚤とり侍」。今回は公開が楽しみなこの映画のタイトルに注目。蚤とり侍とはいったいどんな職業なのかまとめていきます。

また生き物に関する江戸時代の生き物に関する面白職業についてもお伝えしていきますよ。

 

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「蚤とり侍」ってどういう意味?

「蚤とり侍」の蚤とりとは、江戸時代に実在した職業である猫の蚤とりのことです。

猫の蚤とりは文字通り猫の蚤を駆除する仕事なのですが、その手法が実に独特。

なんでも猫の毛を濡らしてから狼の毛皮でくるんで擦ってやると猫についていた蚤が狼の毛皮の方に移っていくのだそうです。

はたして本当に蚤が落ちたのか疑問ですが、当時はかなり流行った商売だった模様。

ただ特別な技術が必要な職ではないので、ノウハウが知られてしまうとすぐに廃れてしまったそうです。

しかし猫の蚤とりとはそれだけの商売じゃない。

蚤とりはあくまで表向きで、実際は女性に床で奉仕する職業だったと考えた小松重男さんが執筆した小説が「蚤とり侍」であり、映画「蚤とり侍」の原作とあいなったわけです。

ちなみに蚤とり1回の料金は3文(75~100円)程度であったと言われています。
年に数百石は稼ぐと言われるエリート侍とは雲泥の差(一石=1両=約13万円として換算、時代により物価の変動が激しい)。

「蚤とり侍」の主人公・小林寛之進の人生はとんでもない転落人生であると言えますね。

【蚤とり侍】映画キャスト一覧!阿部寛に寺島しのぶや豊悦の豪華メンバー

参考:

医師は6000万円!江戸時代「収入が高かった職業」トップ10

江戸時代の「1両」の価値ってどれぐらいだった?

 

江戸時代の生き物に関する職業をまとめてみた

猫の蚤とりが歴とした職業であったように、江戸時代は既にペット文化が確立していました。また愛玩動物としてだけでなく、商売のお供としても当時の人々にとって生き物は重要な存在だったのです。

ここでは江戸時代に存在した生き物関連の職業を見ていきましょう。

 

〈猿まわし〉

馬の守り神である猿を使った厩の祈祷を生業とする職業。

現在の猿まわしは猿にさまざまな芸をさせる大道芸人のことですが、江戸時代の猿まわしは猿飼と呼ばれる賎民の集団であり、芸能的な側面はありませんでした。

当時は全国津々浦々の城下町に猿飼が存在し、厩舎の前で猿を踊らせて牛馬の安全を祈っていたのです。

猿まわし – Wikipedia

 

〈蝶々売り〉

本物の蝶ではなく細竹の先にくくりつけたおもちゃの蝶を売る職業。当時の縁日では定番の売り物だったようです。お値段は4文(100~120円)程度。

 

〈放し亀売り&放し鳥売り〉

亀や鳥を売る職業。しかしペットとして売るわけではありません。

江戸時代の夏の風物詩には「放生会(ほうじょうえ)」というものがあり、これは殺生をよしとせず、捕獲された生き物を逃がすというイベントで、元々は仏教の風習。

現在でも寺社仏閣では行われているイベントです。

つまり放し亀売り&放し鳥売りとはこの「放生会(ほうじょうえ)」で逃がすための生き物を売る職業なのです。お値段は一匹4文(100~120円)程度でした。

 

〈いもり売り〉

惚れ薬として名高いいもりの黒焼きを売る仕事。はたして本当に効果はあったのでしょうか。

 

〈鳥の糞買い〉

小鳥の糞を買い集める職業。なんでそんなものをと思ってしまいますが、実は小鳥とりわけウグイスの糞は美容にとても良いのだそうで、当時は一般的な職業でした。現在でも化粧品の材料に使われていることがあります。高級化粧品なんですよ。

 

〈孫太郎虫売〉

滋養強壮や子供の疳に効果があるとされる孫太郎虫(ヘビトンボの幼虫)からできた漢方薬を売る職業。

疳とは疳の虫が原因で引き起こされるとされた子供のかんしゃくや夜泣き、引きつけのことを指します。

疳の〝虫〟を孫太郎〝虫〟で退治するという民間伝承の面白味に溢れた職業ですね。ちなみに夏の季語でもあります。

和方薬-孫太郎虫

疳の虫 – Wikipedia

 

〈赤蛙売り〉

孫太郎虫売と同じく子供の疳に効き目があるとされる赤蛙を売る職業。

皮と内臓を取り、串に刺して焼き鳥ならぬ焼き蛙にして売ったそうな。ちなみに食用としても人気で味はなかなか美味だそうです。そのため当時としてはかなり羽振りのいい商売でした。

赤蛙売(あかがえるうり)とは – コトバンク

 

〈ガマの油売り〉

さまざまな病気や怪我に薬効があったとされるガマの油を売る商売。
露店で巧みな口上や大道芸を駆使して客を呼び寄せ、ガマの油を売るこの職業はあまりにも有名な商売であり、伝統芸能や落語の題材にもなっています。

 

まとめ

・「蚤とり侍」の蚤とりとは、江戸時代に実在した職業である「猫の蚤とり」のことであり、猫の毛を濡らしてから狼の毛皮でくるんで擦ってやり、蚤を狼の毛皮に移すことで猫の蚤を駆除す職業

・江戸時代には「猫の蚤とり」のほかにも「鳥の糞買い」「ガマの油売り」などの面白い職業がいっぱい

参考:

[ランキング] 仕事内容が気になる江戸時代にあった職業ランキング

江戸に実在した蚤とり稼業 武士のモラルを現代に問う

江戸時代のおもしろ珍商売をまとめてみた

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【蚤とり侍】映画感想評価の口コミまとめ!阿部寛の舞台挨拶(口上)サイコー!

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