「ハリー・ポッターと賢者の石」に出てくる有名呪文は何語が由来なのか?映画と本(原作・日本語版)と比較しながら一覧にしてみました。呪文や魔法に関することを挙げているので、多少ネタばれも含まれています。
呪文の語源と本との比較を呪文ごとに確認してみよう
「ハリー・ポッターと賢者の石」はハリー・ポッターシリーズ1作目。
ハリーも入学したてという事で学校生活になれるのが第一。
なので呪文も少ないですよ。
呪文学で一番最初に習ったのがこれ。
「ウィンガーディアム・レビオーサ」(Wingardium Leviosa)浮遊せよ
フリットウィック先生が 「妖精の魔法」の授業で教えてくれます。
物を飛ばす呪文なのですが、発音を間違うと爆発します。
ロンもよく「ウィンガディアム・レヴィオーサ」と間違えていましたね。
ハーマイオニーは優秀です。さすがです。
映画の吹き替え版では「ウィンガーディアム・レビオサー」といい間違えます。
日本人むけに比較がしやすいようにのばすところに手を加えたのかな?
英語「Wing」が「翼」ですね。
ラテン語に「arduus」という単語がありこれが「急」「険しい」を意味します。
またラテン語「levo」には「昇降」という意味があります。
これを練習したおかげで、
ロンはハーマイオニーをトロールから助ける事ができました。
練習しておいて良かったね。
「オキュラス・レパロ」(Oculus Reparo)眼鏡よ、直れ
日本語版の小説では呪文は出てきませんが、映画ではハーマイオニーがハリーの眼鏡を治してあげるシーンがあります。それがこの呪文です。
原作ではレパロ(Reparo)。ポルトガル語で修理を意味します。
Oculusはラテン語で「目」「眼球」などの意味があります。
「ラカーナム・インフラマーレイ」(Lacarnum Inflamarae)発火させる呪文
スネイプがクィディッチ中のハリーを狙ってる!ハリーを助けるためにスネイプにハーマイオニーがかけた呪文です。映画に出てきます。
この呪文でスネイプのローブの裾に火をつけました。日本語版には呪文そのものは出てきません。
物語終盤で悪魔の罠にハリー、ハーマイオニー、ロンの三人がかかるシーンがあります。原作ではこの呪文が使われ三人は難を脱しています。
「ロコモーター・モルティス」(Locomotor Mortis)足縛りの呪文
ネビルがマルフォイにかけられた呪文ですね。
賢者の石でスネイプがクィディッチの審判をするシーンがありますが、
ハーマイオニーとロンがスネイプにかけようとしていたのがコレ。
mortisはエスペラント語で「死亡しました」、英語で「硬直」を意味します。
英語のrigor mortisは「死後硬直」を意味します。
Locomotorは英語で「運動」「歩行」とかの意味があります。
「ペトリフィカス・トタルス」(Petrificus Totalus)石になれ
「全身金縛り」。
この呪文で相手を金縛りにかけます。
Petrifyが英語やラテン語で「石化する」の意味があります。
英語のpetrifactionは「石化」「石化作用」などの意味です。
Petrificusはこれらから来ていると思われます。
totalisはラテン語で「全部」とか「合計」などの意味があります。
ハリーとロン、ハーマイオニーはスネイプが賢者の石を狙っていると思い込んでいましたね。
スネイプに賢者の石を渡すまいと夜中の脱出を試みるシーンでネビルに止められます。ここでハーマイオニーがネビルにかけた呪文がコレですね。
ネビルは話すこともできずに眼だけが動きます。意識はあるんです。
「ルーマス・ソレム」(Lumus Solarum)太陽の光
映画では悪魔の罠のシーンはこの呪文が使われています。日の光をだす呪文です。
ハーマイオニーが知っててよかったですね~。悪魔の罠突破です!
語源はラテン語。
ラテン語に光を意味するLumen、太陽を意味するSolがあります。
「お陽さま、雛菊、溶ろけたバター。デブで間抜けなねずみを黄色に変えよ」
ロンがフレッドから教えられた呪文ですが、ダメ呪文です。
スキャパーズを黄色に変えようとしまいましたが、失敗しました。
魔法グッズは?
「ハリー・ポッターと賢者の石」冒頭でダンブルドアがダーズリー家に赤ん坊のハリーを置いていくシーンがあります。
そこで登場するのが「灯消しライター」。
街灯の明かりをそっと消すのに便利な魔法グッズですね。
まとめ
・呪文はラテン語や英語など複数の言語が元になっている。
・ラテン語の頻度は高い。
・映画と原作、日本語版とでは異なっている表現もある。
・日本語版では呪文が少ない。
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