【紅の豚】ポルコ（マルコ）の年齢は？名前の由来や意味も確認

宮崎駿監督映画『紅の豚』。主人公は豚の容姿をしたポルコ・ロッソ。このポルコ、どうやら豚人間になる前は普通の人間だったようです。豚になる前の名前はマルコ・パゴット。

「なんで名前が2つあるんだ？」

と疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。また

「退役軍人って言ってるけど一体幾つなんだ？」

と初登場時から豚であるが故に年齢不詳気味。

ここではポルコの名前の由来や意味と一緒に年齢について見ていきます。

ポルコ・ロッソで紅の豚！名前の由来は…

ポルコ・ロッソ（Porco Rosso）は「Porco」と「Rosso」に単語が別けられます。

Porco…イタリア語、ポルトガル語で「豚」「豚肉」

Rosso…イタリア語で「赤い」

「豚」はもちろんポルコの容姿。

「赤」はポルコの乗っている飛行艇の色になります。

『紅の豚』の舞台は1929年頃のイタリア。世界恐慌を向かえ世の中が戦争へと向かっていく時代です。

この当時の国家対抗的要素の強い自動車レース（F1の前身）でイタリアに割り振られたカラーも赤です。アルファ・ロメオがこの当時イタリアのムッソリーニから支援を受けて活躍しています。

ちなみに余談ですが、パスタのボンゴレ・ロッソはイタリア語の「あさり」と「赤い」の和製語になります。

マルコ・パゴット（Marco Pagot）の名前は日伊合作アニメ『名探偵ホームズ』のイタリア側のプロデューサー、マルコ・パゴットの名前が由来となっています。宮崎駿監督が最初の6編を監督・演出している作品です。

ポルコのことを「マルコ」と呼ぶのは、豚人間になってしまう前までのマルコのことを知っている昔馴染み。ジーナもその一人になります。

ポルコのことを「ポルコ」と呼ぶのはそのまんま「豚」と呼んでいるだけになります。昔からマルコのことを知っている人たちではないようです。

ですが、海軍大尉時代の活躍ぶりはかなり知られているようで、豚になっても女性からも人気があります。

単に蔑みの名称でもないようです。昔のマルコのことを知らないのに「マルコ」と呼ぶのもなんだか気が引けますしね。

ポルコの年齢は1892〜1893年生まれの36歳。

17歳から飛行機を乗りまわしていたというから驚きです。イタリア空軍のエースパイロットです。

あまりにも渋いのでもうちょっとおじさんかと思っていました。

ちなみにポルコのトレンチコートに帽子、サングラスという出で立ちは、ポルコの声優、森山周一郎さんが吹き替えをした『刑事コジャック』を彷彿させます。

ポルコと青春時代を共にしているジーナもおそらく30代半ば、あるいはその前後と思われます。ジーナはもともとポルコの親友の奥さんだったみたいですし。

・ポルコ・ロッソの名前の由来はイタリア語で「豚」と「赤い」

・マルコ・パゴットの名前の由来はアニメ『名探偵ホームズ』のプロデューサーの名前から

・ポルコ（マルコ）の年齢は36歳