ハリーの時代から約70年前が舞台の「ファンタスティック・ビースト」シリーズ。ハリー・ポッターシリーズのスピンオフ作品と位置づけされていますが、ハリーポッターを見たことがなくても楽しめるものとなっています。
それでもやはり世界観はハリーポッターと共通しているものがあるので、 そこかしこにハリー・ポッターにつながる伏線が隠されています。
ここではファンタスティック・ビーストをもっと楽しむため、ハリーポッターにつながる伏線を見てみましょう。
ハリー・ポッターとニュートの繋がりは?
ハリー本人とニュートには親戚であるなど、血統の繋がりはありません。 またハリーの先祖がニュートと知り合いである、という繋がりもないようです。
ハリーの世界でニュートが関連しているのは、ハリーがホグワーツの1年生だった時に使用していた教科書、「幻の動物たちとその生息地」の著者であるということ。
もう一つ、ニュートはハリーポッターシリーズの後半で重要な役割を担うルーナ・ラブグッドと結婚した魔法動物学者、ロルフ・スキャマンダーの祖父にあたります。
ニュート本人の姿がハリー・ポッターシリーズ上で見られるシーンはありませんが、実はニュートはハリー・ポッターシリーズの中ではゲームのカードの中に登場していたり、ハリーの時代のホグワーツの校長であるダンブルドアの部屋にニュートの肖像画が飾られていたりします。
この他にも「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」では「忍びの地図」上にニュートの名があったりと、本人の姿ではなくてもちょこちょこ現れているんです。探してみると楽しいかも。
ファンタスティックビーストとハリーポッターの関係は?時系列や関連教科書をチェック
魔法動物繋がりはあるの?
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」にて印象的な姿を披露したヒッポグリフ。大きな翼を持ち、上半身は鷲、下半身は馬の姿をした魔法動物です。
とても誇り高い生き物で、彼らと接する時に礼儀作法を欠くと危険を伴うこともあります。物語中でハリーになつき、ハリーの背中に乗せて飛行するなど、ちょっと可愛いらしく思える姿も見せていました。
魔法動物学者であるニュート・スキャマンダーの母親が、実はこのヒッポグリフのブリーダー。ニュートが魔法動物に興味を持ったのも母の影響とか。
ダンブルドアとグリンデルバルドも…
ヴォルデモートが現れるまで最強の危険な闇の魔術師と言われていたグリンデルバルド。
ファンタスティック・ビーストの時代ではまだヴォルデモートは登場しておらず、グリンデルバルドが最悪と言われる魔術師であり、 彼が事件の黒幕となっています。
グリンデルバルドは「ハリー・ポッターと死の秘宝part1」に幻影の姿で登場し、死の秘宝の一つでもあるニワトコの杖のありかをヴォルデモートに告げています。(原作では杖のありかは明かしていません。)
若き日のダンブルドアはグリンデルバルドに非常に惹かれた時期があり、それは血の誓いを交わすほど。作者のJ.K.ローリングによればダンブルドアはグリンデルバルドに恋をしていたとしています。
死の秘宝の伏線もあるよ
ハリー・ポッターシリーズで出てくる死の秘宝。これがそのままファンタスティック・ビーストに出てきます。
作中の「吟遊詩人ビードルの物語」に書き込んであった印で、ルーナの父親が首に下げていたペンダントも同じでしたね。
この印は「吟遊詩人ビードルの物語」にある「3人兄弟の物語」に出てくるニワトコの杖、蘇りの石、透明マントの3つのことを表したもので、これら3つを手にしたものは死に打ち勝つとされています。
正三角形が透明マント、円は蘇りの石、真ん中の線はニワトコの杖を表します。
この印、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」のパンフレットにしっかり載っています。誰がこの時代、死の秘宝を探していたのかがわかります。作品中でもこのペンダントを持っている人がいるので注意して見てみてくださいね。
ちなみにブルガリアの杖作り職人であるグレゴロビッチからグリンデルバルドがニワトコの杖を奪ったシーンが「ハリー・ポッターと死の秘宝part1」に描かれています。
ナギニの過去も
ヴォルデモートの分霊箱の一つで、いつもヴォルデモートの側にいた大蛇のナギニもファンタビ2作目「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」に登場します。この頃はヴォルデモートは存在しません。
ナギニはマレディクタスで大蛇に変身する人間として登場します。
マレディクタスとは、その身に〝血の呪い〟を宿し、獣に変貌する宿命にある者のことをいいます。いずれは自分を失い獣として生きていかなければならない宿命にあります。
ナギニの祖先が人間だったのか自分が人間だったのか定かではありませんが、ヴォルデモートのペットになるまでの経緯も今後わかってきそうです。
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ニコラス・フラメルも
アルバス・ダンブルドア校長の友人、ニコラス・フラメルもファンタビ2作目「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」に登場します。この当時600歳。映画の中で、フラメルの家にハリー・ポッターで重要な要素となる賢者の石がちらっと出てきます。
まとめ
・グリンデルバルド、死の秘宝、ホグワーツの教科書、ナギニなどにハリー・ポッターシリーズへの布石が打たれている
伏線が映画の至る所に隠されているようです。隠された伏線を探すのも、シリーズものの楽しみのひとつですよね。
ここで紹介したものの他にも、まだまだあるかもしれません。ファンタスティック・ビースト2作目が公開されましたのでこの期に伏線を洗い出してみるのも楽しいいと思います。
参考
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅-wikipedia
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