チョコレートのダイエット効果や効能は?歴史と一緒に食べ方や量を確認

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こんにちは、コトの壺です。チョコレートのダイエット効果や健康効能が近年注目を浴びていますね。チョコレートの歴史を紐解きながら健康にいいチョコレートの食べ方や量を見ていきます。チョコレートを日本の大衆に広めたパイオニアはココアで有名な森永製菓です。

 

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チョコレートの始まりはいつ?

「神様の食べ物」と称されるチョコレート。

チョコレートの原材料であるカカオの起源はメソアメリカ。

現在のメキシコ南部、中央アメリカになります。最初からアフリカではなかったんですね。

カカオ豆は紀元前1900年ごろから利用されていて、中米最古の文明と言われるオルメカ文明では栽培食物であったことがのちのマヤ文明やアステカ文明の遺跡から分かっています。

オルメカ文明は紀元前1500年(紀元前1200年ごろとも言われる)〜400年ごろに栄えた文明で後のメソアメリカ文明の母体となりました。

肥沃な大地を有し、神殿を中心に都市形成がなされ、数学や暦も発達していたとされています。カカオは当時飲み物として利用されていました。カカオの粉末を入れた液体に香辛料を入れて飲んでいたようで、あまり飲みやすいものではなかったようです。

 

その後、4〜9世紀にかけてマヤ文明が栄えます。カカオ豆の栽培を行い、神への捧げ物として奉納されていました。同時に貨幣としても使用されています。

 

トルテカ族がマヤ文明ののちに栄えますが、カカオの産地をめぐって争いが繰り返され、アステカ時代へと時は移ります。

 

アステカ文明では各地の産物を年貢として納めさせて王国の税収にしており、カカオ豆も年貢の一部として利用されています。カカオは神への供物であり、薬、貢物、交易品、貨幣として利用されています。カカオ生産地が限定され、腐りにくく交易品や貨幣として利用できたので、当時とても価値の高いものでした。特権階級のみ許された嗜好品でもあり、特別な日に飲料として摂取していました。

カカオ豆はメソアメリカの文明とともに歴史を歩んできていると言えます。

 

アステカ帝国はスペインに滅ぼされ、スペインの植民地「新スペイン」となります。新スペインでもカカオは貢物として、渡来してきたスペイン人に納められ、スペイン人の大衆に広まっていくことなります。

砂糖が新スペインに伝来したのが1522年〜1524年ごろで、この時期にカカオ飲料が甘い飲み物になったと言われていますが、この辺りは諸説あって、スペイン本国伝播後と言う説もあります。

16世紀後半にこのカカオ飲料をスペイン人が「チョコラトル」と言い始めていて、それがスペイン語「chocolate(チョコラテ)」となり英語「chocolate(チョコレート)」となったと言われています。

 

新スペインからスペイン本国へ、スペイン本国からヨーロッパへとチョコレートは伝来していきます。

それまで飲みにくかったチョコレートが産業革命による技術革新で、1828年にオランダのクンラート・バンホーテンがココアに1847年にイギリスでジョセフ・フライが食べるチョコレートに改良。

「バンホーテン?」

そう、オランダココアの代名詞といえばVAN HOUTEN。いまでも有名ですね。

 

日本でカカオ豆からチョコレートを始めて作ったのは森永

日本にチョコレートが伝わったのは江戸時代の長崎。1797年(寛政9年)3月晦日のこと。

長崎の遊女が出島のオランダ人から「しょくらあと」を貰い受けたことが『寄合町諸事書上控帳』に記されています。おそらく届出していないケースも考えらるのでこの日が最初とは断定できませんが、日本へのチョコレート伝播の大まかな時期は18世紀末といったところでしょうか。

『寄合町諸事書上控帳』の「しょくらあと」の記録は1797年なのでまだ食べるチョコレートになっていない時ですね。

当時、出島のオランダ人から「こういうものを貰いました」って届出なきゃいけなかったのが驚きです。

1878年に国産チョコレートが風月堂から発売されています。当時の国産チョコレートは輸入した原料チョコレートの加工したものでとても高価なものでした。

上流階級の食べ物であったチョコレートを大衆化のものにしたのが森永製菓。

近代設備を投資してカカオ豆からの一貫生産を行い、大正7年(1918年)「森永ミルクチョコレート」が1枚15銭で発売され、翌、大正8年に1枚10銭のミルクチョコレートが発売となります。日本のチョコレート大衆化の幕開けです。

当時、大福1個5厘ぐらいで10厘が1銭なので、大衆化といってもまだまだ庶民には高嶺の花ですが、それまでよりははるかにチョコレートが手に入りやすくなった功績は大きいですね。

 

チョコレートは健康にもダイエットにもいい!

意外ですがチョコレートは発酵食品です。

チョコレートに含まれるカカオポリフェノールやカカオプロテインは健康な体を保つ上で様々な効果があることが近年わかってきています。

便秘、脳活性、動脈硬化、高血圧、美容、I型アレルギー症状(花粉症、ダニ 他)など

現代人につきものの生活習慣病改善にも効果が認められています。脂肪蓄積抑制効果もわかってきていて、おまけに便秘にもいいとあってダイエット効果も。

便秘が治れば、アトピーが改善されたり、キレイに痩せたりします。体に毒素を溜めない体質になれば自ずから肌はキレイになるし、肥満改善につながっていきます。

アレルギー軽減にも期待されているチョコレートですが「チョコレートアレルギー」という食物アレルギーも存在するので、人によって効果や効能が異なってくる部分もあるので気をつけてくださいね。

 

チョコレートは1日どれくらいの量を食べればいい?

カカオの成分が多めのチョコレートを1日25グラム程度を何回かに分けて食べることを習慣化するのが一つの目安になります。

板チョコだと大体50グラムぐらいなので板チョコの半分ぐらいの量ですね。

ダイエット効果を狙うなら食事の20分ぐらい前にひとかけら口に入れておくと満腹感が得られて食欲抑制になります。

ただこれは人によって1日に何をどれくらい食べているのかや体調で変わってくる部分があるので、一概に言えない部分があります。

抗酸化作用のある食品というのはチョコレートの他にもお茶、ワイン、大豆等いろいろありますので、これらを上手に組み合わせていくといいですね。

 

まとめ

・チョコレートの始まりはメソアメリカから

・栄養価も高く保存もきくカカオは神様への供物とされるなど神聖な食べ物としてメソアメリカに根づいていた

・スペイン植民地時代にヨーロッパに広まる

・産業革命以前までチョコレートは飲料だった

・1847年に固形のチョコレートが開発

・日本では森永製菓がチョコレートの工業化を最初に行った

・チョコレートには便秘や動脈硬化などの改善効果やダイエット効果が見られる

 

参考

チョコレート・ココアの歴史 | 日本チョコレート・ココア協会
チョコレート・ココアの日本と世界の歴史やバレンタインデーとチョコレートの話などをイラストを交えてご紹介しています。
チョコレートの歴史 - Wikipedia
みんなの健康チョコライフ | 株式会社 明治 - Meiji Co., Ltd.
チョコレート・カカオポリフェノール、カカオプロテインの情報集約サイト。チョコレートとカカオの情報が満載!

 

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