ハリー・ポッターに登場するホグワーツ魔法魔術学校の寮のうち、主人公と敵対する同級生ドラコ・マルフォイが属しているのがスリザリンです。
今回は、スリザリン寮の特徴や意味、シンボルとなる色や動物に加え、寮憑きのゴーストについてもご紹介していきます。
スリザリンとは?寮の特徴を復習
ハリー・ポッターが入学して間もない時から、何かと敵対するドラコ・マルフォイ。彼が在籍する寮がスリザリンです。
また、ヴォルデモートやルシウス・マルフォイなど、闇の魔法使いを最も多く輩出しているということでも有名です。
そんなスリザリンの創設者はサラザール・スリザリン。
彼はマグル生まれを好まなかったため組み分け帽子によるクラス分けでもスリザリンに選ばれた生徒の多くは純血です。
卒業生に闇の魔法使いが多いことから悪印象が強い寮ですが、野心家・狡猾・臨機応変・リーダー的という素質を持った優秀な生徒が多いというのが本来の姿です。ハリー・ポッターも入学当初スリザリンに組み分けされかけていましたよね。
スリザリンだからといって何も性格の悪い生徒ばかりではないようです。
ハリポタシリーズの後日譚になる「ハリー・ポッターと呪いの子」ではハリーの次男がスリザリンに組み分けされました。このころにはハリーの時代よりも寮同士の啀み合いみたいなものは緩やかになっているようです。
ちなみに「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」ではアメリカの魔法界が舞台となりますが、そのアメリカに魔法学校を創立したのもスリザリンの子孫になります。イルヴァーモーニー魔法魔術学校といいます。
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スリザリンの意味は?シンボルマークの色や動物も確認
寮のシンボルは蛇、シンボルカラーは緑と銀で、寮旗には緑の地に銀色の蛇が描かれています。
これは創始者のサラザール・スリザリンが蛇語を話すことができたのに由来します。
ちなみに、ヴォルデモートも蛇語を話せるのは、サラザール・スリザリンがヴォルデモートの先祖にあたるからなんです。
また、西洋諸国では蛇=悪の象徴として描かれることが多々あります。そういった意味合いからも蛇がシンボルとなっていることが考えられます。
英語でスリザリンは「slytherin」と表記。
英語「sly」には「狡猾」の意味が、「slither 」には「蛇のように滑るように進む」という意味があります。
スリザリンはこの2つの単語の造語と考えられています。
寮のゴーストは血みどろ男爵
各寮には寮憑きのゴーストが存在しており、スリザリンでは血みどろ男爵がその役割を担っています。血みどろ男爵は非常に不愛想で、寮生の多くから怖がられています。
実はレイブンクローの寮憑きゴーストであるヘレナ・レイブンクローをゴーストに至らしめたのは、他でもないこの血みどろ男爵なのです。
生前ヘレナに恋をしていた血みどろ男爵は、カッとなりやすい性格が災いし、自分の言うことを聞いてくれないヘレナを刺してしまいます。そのことを深く後悔し、すぐに自身も命を断ちます。そのあたりのストーリーが気になる方は、ぜひハリー・ポッターを観て確認してみてくださいね。
まとめ
・スリザリンの意味は「狡猾」「蛇のように滑るように進む」という意味の単語の造語
・シンボルカラーは緑と銀
・動物は蛇
・野心家、狡猾、臨機応変、リーダー的という素質を持つものが選ばれる
スリザリンはあまり良い印象がないという方も多いかもしれませんが、実は優秀な魔法使いも数多く育てている寮なんです。
それぞれの寮の特徴を詳しく知ると、ハリー・ポッターの見方も変わってきて面白いものです。
ハリー・ポッターに登場する4つの寮、あなたはどこの寮がお好みですか?
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